ドウシシャが続落、21年3月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感強まる
ドウシシャ<7483>が続落している。10月30日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を920億円から1010億円(前期比4.9%増)へ、営業利益を53億円から86億円(同43.4%増)へ、純利益を36億5000万円から59億円(同40.1%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感が強まったことから売られているようだ。
上期において、開発型ビジネスでテレワーク需要の拡大に伴いOAデスクやOAチェアーの販売が好調に推移したほか、室内での熱中症対策や換気需要の高まりから扇風機・サーキュレーターの販売が好調に推移。また、家庭内での調理機会の高まりを受けてホットプレートなど調理家電の調理用品も好調に推移したことが要因。更に、卸売型ビジネスで除菌スプレーやマスクのほかに、ビニール手袋のニーズが増えて衛生関連用品の販売が好調に推移したことも寄与する。
なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高501億8900万円(前年同期比3.9%増)、営業利益52億300万円(同66.5%増)、純利益35億8600万円(同67.7%増)だった。