スミダコーポは急反発、車載需要回復で今期税引き前をトントンに大幅増額
コイル大手のスミダコーポレーション<6817>は5日ぶりに急反発している。10月30日の取引終了後、20年12月期の税引き前損益を従来の14億円~6億2000万円の赤字予想から収支トントン(前期は21億8400万円の黒字)に大幅上方修正しており、これが好材料視されている。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い世界各地で実施されたロックダウンが解除され、経済活動が再開後、各国が打ち出した政策が下支えとなり、車載関連の需要の回復など持ち直しの動きが見られることに加え、生産性向上に向けた業務プロセス見直しが進むことなどが業績上振れの要因となる。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)の同損益は8億3100万円の赤字(前年同期は13億1100万円の黒字)だった。