テクマトが急落、未定としていた21年3月期は9%営業増益を見込むも市場予想下回る
テクマトリックス<3762>が急落し、一時ストップ安の1734円に売られた。10月30日の取引終了後、未定としていた21年3月期業績予想について、売上高300億円(前期比5.1%増)、営業利益33億円(同9.0%増)、純利益21億円(同12.7%増)を見込むと発表したが、営業利益で38億円前後を見込む市場予想を下回る見通しであることから失望売りが出ているようだ。
テレワーク需要の急増を背景に、リモートアクセスを実現するセキュリティー製品やクラウドセキュリティー製品の需要拡大が継続すると見込んでおり、関連製品及びサービスを拡充することで業績拡大を目指すとしている。
また、同じく未定としていた期末配当予想を10円とし、中間配当実績の7円と合わせて年間では17円にすると発表した。前期実績(30円、ただし20年7月1日付で1株を2株に株式分割)に対して実質増配となる予定だ。
なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高144億8300万円(前年同期比5.0%増)、営業利益16億8200万円(同25.2%増)、純利益11億800万円(同27.2%増)だった。