株価指数先物【昼のコメント】祝日を前にショートカバー優勢、権利行使価格の2万3375円捉えるならもう一段の上昇も

市況
2020年11月2日 12時33分

日経225先物は11時30分時点、前日比410円高の2万3290円(+1.79%)前後で推移している。寄り付きは2万3070円と反発するも、シカゴ先物清算値(2万3145円)を下回って始まった。しかし、開始直後に2万3050円を付けた後は、現物の寄り付き時点で2万3100円を回復。一時2万3350円まで上げ幅を広げている。

決算のほかトヨタ自動車 <7203> との資本提携強化を発表したKDDI <9433> のほか、リクルートホールディングス <6098> 、ダイキン <6367> が指数をけん引する一方で、ソフトバンクグループ <9984> が重荷となっている。日経225先物は、先週末のナイトセッションの流れを引き継ぐ形に加え、祝日を前にしてショートカバー優勢の展開となっている。セクターでは東証33業種全てが上昇しており、東証1部の値上がり数が7割を超えるなか、TOPIX先物の上昇率は2%を超えている。

そのため、NT倍率は先物中心限月で一時14.43まで低下する場面がみられている。NT倍率は高値圏で推移していたこともあり、NTロングの利益確定に伴う解消の動きは想定内であり、NT低下の場面においてはNTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)によるポジションを積み上げるスタンスになるだろう。

日経225先物は先週末の下落部分を吸収してきたことにより、いったんは達成感が意識されやすい。祝日を前に新たなポジションは膨らみづらく、テクニカル面では25日移動平均線に接近する場面においては短期筋の利益確定の売買も意識されるところでもあり、次第にこう着感が強まりやすいだろう。もっとも、オプション権利行使価格の2万3375円を捉えてくるようだと、ショートカバーやショート筋のヘッジ対応の買いが強まる可能性はありそうだ。なお、前引けのTOPIXは1.78%の上昇であり、後場は日銀のETF買い入れはないだろう。

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