エアーテックは大幅反落、20年12月期業績及び配当予想を上方修正
日本エアーテック<6291>は大幅反落している。9日の取引終了後、20年12月期の単独業績予想について、売上高を107億円から112億5000万円(前期比7.7%増)へ、営業利益を5億円から10億2000万円(同2.3倍)へ、純利益を4億4300万円から8億3000万円(同2.0倍)へ上方修正したが、直近で株価は上昇基調にあっただけに、目先の材料出尽くし感から利益確定売りが出ているようだ。
上方修正は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、ウイルス対策の必要から空気清浄化装置及び陰圧封じ込め装置などの需要が増加しており、感染症対策機器の販売伸長や第3四半期からの電子工業の回復などが売上高・利益を押し上げるという。
また、業績予想の修正に伴い、従来22円を予定していた期末一括配当を8円増額して30円にするとあわせて発表した。前期実績に対しては8円の増配になる予定だ。