鹿島が後場一段高、1100万株を上限とする自社株買いと21年3月期営業利益予想の上方修正を好感
鹿島<1812>が後場一段高している。正午ごろ、上限を1100万株(発行済み株数の2.14%)、または100億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。取得期間は20年11月11日から21年3月31日までで、株主還元の拡充並びに資本効率の向上を図るのが狙いという。
同時に21年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆8700億円から1兆9100億円(前期比5.0%減)へ、営業利益を1110億円から1150億円(同12.9%減)へ上方修正した。
従来予想に比べて、土木事業や国内関係会社における売り上げの増加が見込まれることに加えて、販管費が減少する見通しであることが要因としている。なお、純利益は従来予想の800億円(同22.5%減)を据え置いている。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高9126億400万円(前年同期比3.7%減)、営業利益720億1400万円(同20.5%増)、純利益518億7200万円(同4.1%増)だった。