アクセルは一時S安、未定としていた21年3月期営業利益予想は54%減見込む
アクセル<6730>は急落し一時、ストップ安の791円に売られている。10日の取引終了後、未定としていた21年3月期の連結業績予想について、売上高83億円(前期比10.4%減)、営業利益1億8000万円(同54.3%減)、純利益2億5000万円(同46.6%減)の大幅減益を見込むとしたことが嫌気されている。
主力製品であるパチンコ・パチスロ機市場向けグラフィックスLSIについて、上期までの販売・受注実績に下期の顧客需要を慎重に検討した結果、販売個数を約42万個(前期39万個)と想定。一方で、メモリモジュール製品は、採用顧客は増加しているものの、縮小した市場環境を背景にリユース品の増加を想定し前期を下回る販売見込みとしており、売上高が減少する見通し。また、研究開発費をはじめ販管費の増加も利益を圧迫する見通しだ。
なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高42億6200万円(前年同期比10.3%増)、営業利益2億6900万円(同3.2倍)、純利益2億3100万円(同2.6倍)だった。