10万円以下で買える、増益増収&低PBR 20社 【東証1部】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証1部上場企業では736社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、20年4-9月期(上期)に増収増益を達成し、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄に注目した。
下表は東証1部上場銘柄(金融を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額30億円以上、(3)4-9月期に売上高と経常利益が前年同期比で増加、(4)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる20社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは13日現在)
なお、15日(日)16時に「10万円以下で買える、増益増収&低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 ┌ 経常利益 ┐ ┌─売上高─┐ 実績
コード 銘柄名 金額 増益率 4-9月期 増収率 4-9月期 PBR
<9479> インプレス 17200 49.9 667 3.3 6785 0.69
<5912> OSJBHD 24900 11.5 2309 27.8 30100 0.86
<6356> 日ギア 30300 198 265 5.7 3745 0.52
<9412> スカパーJ 47800 34.2 11821 0.7 69773 0.61
<9831> ヤマダHD 50000 75.2 49088 2.0 860296 0.66
<7442> 中山福 50300 331 659 0.3 23564 0.47
<8869> 明和地所 52000 400 2304 41.6 28962 0.52
<1871> PS三菱 56900 26.7 2849 8.6 51883 0.70
<8860> フジ住 59400 13.0 2258 10.6 56553 0.52
<6298> ワイエイシイ 65800 黒転 307 2.3 12230 0.43
<6306> 日工 66900 53.6 1588 6.3 18225 0.84
<6445> 蛇の目 66900 791 2398 22.8 21248 0.49
<1384> ホクリヨウ 67800 黒転 56 0.4 6400 0.64
<1719> 安藤ハザマ 73000 10.3 12656 2.7 181000 0.99
<3294> イーグランド 77800 1.4 519 1.6 9813 0.65
<6730> アクセル 79800 218 299 10.3 4262 0.91
<1898> 世紀東急 82100 55.6 2230 12.2 34950 0.90
<9997> ベルーナ 87300 55.5 5124 5.7 91139 0.80
<1870> 矢作建 90100 29.7 3058 22.3 46247 0.73
<9508> 九州電 91400 383 82521 3.9 1060512 0.65
※単位は最低投資金額が円、経常利益・売上高が百万円、増益率・増収率が%、PBRが倍。
※今期最終赤字の企業は除いた。
株探ニュース