10万円以下で買える、増益増収&低PBR 14社 【2部・新興】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証2部・新興市場企業では753社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、20年4-9月期(上期)に増収増益を達成し、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄に注目してみた。
下表は東証2部、ジャスダック、マザーズ上場銘柄(金融を除く)、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額30億円以上、(3)4-9月期に売上高と経常利益が前年同期比で増加、(4)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる14社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは13日現在)
なお、13日(金)に配信した「10万円以下で買える、増益増収&低PBR【東証1部】編」も併せてご覧ください。
最低投資 ┌ 経常利益 ┐ ┌─売上高─┐ 実績
コード 銘柄名 市場 金額 増益率 4-9月期 増収率 4-9月期 PBR
<8922> JAM 東M 11300 0.9 4195 1.4 11415 0.73
<1853> 森組 東2 29200 17.3 325 12.9 12591 0.80
<5906> エムケー精工 JQ 38100 34.2 867 0.8 12002 0.47
<6297> 鉱研工業 JQ 43800 71.1 77 4.7 3375 0.87
<7461> キムラ JQ 49000 25.0 1470 2.4 17792 0.61
<7587> PALTEK 東2 49700 147 153 7.3 15874 0.57
<7217> テイン JQ 59900 107 591 7.5 2525 0.80
<6312> フロイント JQ 68800 4417 271 3.3 7043 0.89
<5237> ノザワ 東2 69400 148 941 3.9 11211 0.48
<9835> ジュンテン 東2 80400 365 1913 16.6 25893 0.55
<4366> ダイトーケミ 東2 82900 24.5 427 8.5 6415 0.75
<1737> MESCO 東2 93700 黒転 346 49.5 12489 0.89
<4952> SDSバイオ 東2 94100 112 950 3.6 5012 0.99
<3951> 朝日印刷 東2 97200 29.0 1334 3.1 20395 0.70
※単位は最低投資金額が円、経常利益・売上高が百万円、増益率・増収率が%、PBRが倍。
※今期最終赤字の企業は除いた。
株探ニュース