10万円以下で買える、増益増収&低PBR 14社 【2部・新興】編 <割安株特集>

特集
2020年11月15日 16時00分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

東証2部・新興市場企業では753社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、20年4-9月期(上期)に増収増益を達成し、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る銘柄に注目してみた。

下表は東証2部、ジャスダック、マザーズ上場銘柄(金融を除く)、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額30億円以上、(3)4-9月期に売上高と経常利益が前年同期比で増加、(4)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる14社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは13日現在)

なお、13日(金)に配信した「10万円以下で買える、増益増収&低PBR【東証1部】編」も併せてご覧ください。

最低投資  ┌ 経常利益 ┐   ┌─売上高─┐   実績

コード 銘柄名    市場   金額  増益率 4-9月期  増収率  4-9月期   PBR

<8922> JAM    東M  11300   0.9   4195   1.4   11415  0.73

<1853> 森組     東2  29200   17.3   325   12.9   12591  0.80

<5906> エムケー精工 JQ  38100   34.2   867   0.8   12002  0.47

<6297> 鉱研工業   JQ  43800   71.1    77   4.7   3375  0.87

<7461> キムラ    JQ  49000   25.0   1470   2.4   17792  0.61

<7587> PALTEK 東2  49700   147   153   7.3   15874  0.57

<7217> テイン    JQ  59900   107   591   7.5   2525  0.80

<6312> フロイント  JQ  68800   4417   271   3.3   7043  0.89

<5237> ノザワ    東2  69400   148   941   3.9   11211  0.48

<9835> ジュンテン  東2  80400   365   1913   16.6   25893  0.55

<4366> ダイトーケミ 東2  82900   24.5   427   8.5   6415  0.75

<1737> MESCO  東2  93700   黒転   346   49.5   12489  0.89

<4952> SDSバイオ 東2  94100   112   950   3.6   5012  0.99

<3951> 朝日印刷   東2  97200   29.0   1334   3.1   20395  0.70

※単位は最低投資金額が円、経常利益・売上高が百万円、増益率・増収率が%、PBRが倍。

※今期最終赤字の企業は除いた。

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