【↑】日経平均 大引け| 大幅反発、米株高受け29年ぶり高値を再び更新 (11月16日)

市況
2020年11月16日 17時14分

日経平均株価

始値  25652.69

高値  25928.18(14:13)

安値  25640.29(09:02)

大引け 25906.93(前日比 +521.06 、 +2.05% )

売買高  14億0749万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆6689億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は500円超える大幅高で29年ぶり高値を再び更新

2.前週末の米株市場で主要指数が揃って上昇、S&P500は最高値

3.7~9月期GDPが市場予測上回る大幅な伸びとなり追い風材料に

4.アジア株高と米株価指数先物の上昇を横目に上値追い指向が強まる

5.東証1部値上がり銘柄数は1700を超え、全体の8割近くが上昇

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは前日比399ドル高と3日ぶりに反発した。新型コロナウイルスに対するワクチン開発への期待から景気敏感株を中心に買いが優勢となった。

週明けの東京市場では大きく買い先行、日経平均株価は寄り付きから大幅高で始まり、その後も漸次水準を切り上げ、500円を超える上昇で着地。再び29年ぶりの高値圏に浮上した。

16日の東京市場は、米国のワクチン開発期待を背景としたリスクオン相場に追随する格好となった。前週末の米国株市場でNYダウをはじめ主要株指数が揃って大幅高に買われ、S&P500指数は過去最高値を更新するなどリスクを取る動きが加速、東京市場でも海運や不動産、鉄鋼など幅広く景気敏感株を中心に買いが流入した。朝方、寄り前に発表された国内の7~9月期実質GDPが前期比で大幅な伸びを示し、市場コンセンサスを上回ったことも市場のセンチメントを強気に傾けた。また、取引時間中は中国、香港、韓国などのアジア市場も高く、米株価指数先物が続伸歩調にあることも追い風となった。東証1部の値上がり銘柄数は1700を超え、全体の8割近い銘柄が上昇した。売買代金は13日連続で2兆円を上回っている。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が2500円を超える上昇、東京エレクトロン<8035>の上げ足も目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も大商いで上値を追った。トヨタ自動車<7203>も高い。日本電産<6594>が買いを集め、リクルートホールディングス<6098>も値を上げた。キャリアインデックス<6538>、メディカルシステムネットワーク<4350>、サイバーリンクス<3683>はストップ高。ミダック<6564>も値を飛ばした。

半面、任天堂<7974>が値を下げ、Zホールディングス<4689>も下落。ブイキューブ<3681>は大幅安となった。SMC<6273>も値を下げた。ビーグリー<3981>が値下がり率トップに売られ、ネクシィーズグループ<4346>、セグエグループ<3968>なども急落。ジャパンディスプレイ<6740>にも売りがかさんだ。TOKYO BASE<3415>も安い。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、SBG <9984> 、アドテスト <6857> 、テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約218円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はトレンド <4704> 、エーザイ <4523> 、オリンパス <7733> 、大塚HD <4578> 、武田 <4502> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約19円。

東証33業種のうち32業種が上昇し、下落はその他製品のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)海運業、(2)空運業、(3)不動産業、(4)保険業、(5)金属製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)倉庫運輸関連、(2)医薬品、(3)情報・通信業、(4)電気・ガス業、(5)水産・農林業。

■個別材料株

△常磐開発 <1782> [JQ]

TOB価格7800円にサヤ寄せ。

△ファーマF <2929> [東証2]

21年7月期業績予想を上方修正。

△オークファン <3674> [東証M]

今期経常は55%増で4期連続最高益更新へ。

△Aバランス <3856> [東証2]

7-9月期(1Q)経常は83%増益で着地。

△アライドアキ <6081> [東証M]

今期営業を2.3倍上方修正。

△野村マイクロ <6254> [東証2]

上期営業利益4.2倍。

△キャリインデ <6538>

上期経常が44%増益で着地・7-9月期も2.3倍増益。

△テイン <7217> [JQ]

21年3月期業績及び配当予想を上方修正。

△サイバダイン <7779> [東証M]

上期最終損益が黒字に転換。

△APAMAN <8889> [JQ]

21年9月期営業利益は2.1倍見込む。

▼ビーグリー <3981>

7-9月期は44%営業減益。

▼スマバ <9417>

第1四半期営業赤字が拡大。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)キャリインデ <6538> 、(2)メディシス <4350> 、(3)サイバーリン <3683> 、(4)ミダック <6564> 、(5)PCIHD <3918> 、(6)ショーケース <3909> 、(7)プレサンス <3254> 、(8)ノーリツ鋼機 <7744> 、(9)フィールズ <2767> 、(10)ウィズメタク <9260>

値下がり率上位10傑は(1)ビーグリー <3981> 、(2)ネクシィーズ <4346> 、(3)スマバ <9417> 、(4)セグエG <3968> 、(5)Jディスプレ <6740> 、(6)ダブスタ <3925> 、(7)ベクトル <6058> 、(8)レスターHD <3156> 、(9)ブイキューブ <3681> 、(10)T-BASE <3415>

【大引け】

日経平均は前日比521.06円(2.05%)高の2万5906.93円。TOPIXは前日比28.59(1.68%)高の1731.81。出来高は概算で14億0749万株。東証1部の値上がり銘柄数は1703、値下がり銘柄数は425となった。日経ジャスダック平均は3602.59円(4.93円高)。

[2020年11月16日]

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