NY株式:NYダウ470ドル高、新型コロナワクチンの実用化期待に見通し改善

市況
2020年11月17日 7時00分

米国株式相場は続伸。ダウ平均は470.63ドル高の29950.44ドル、ナスダックは94.84ポイント高の11924.13ポイントで取引を終了した。新型コロナウイルスの来年に向けたワクチン実用化が現実味を帯び、見通しが改善し寄り付きから大きく上昇した。バイデン氏が議会は速やかにパンデミック経済救済策を成立させる必要があると主張したことも後押しし、終日堅調推移となった。ダウ平均株価指数は日中取引で史上最高値更新。セクター別では、エネルギー、自動車・自動車部品が大きく上昇した一方で、医薬品・バイオが下落した。

バイオ製薬のモデルナ(MRNA)社は開発中の新型コロナウイルスワクチンの大規模な第3治験で94.5%の有効性が確認されたとの暫定分析結果を発表し大きく上昇した。また、通常の冷蔵・冷凍設備で30日間保存できる点も優れており、先日ワクチン治験の暫定結果を発表していた製薬大手ファイザー(PFE)は売られた。ホームセンターのホームデポ(HD)は産業向け製品販売のHDサプライ(HDS)を91億ドルで買収すると発表し、両社とも上昇。金融サービスPNC(PNC)はスペインの銀行BBVAの米国部門買収で合意し上昇。一方、宇宙旅行会社のヴァージン・ギャラクティック(SPCE)はコロナウイルスの影響で次回のテスト飛行を無期限見送ると発表したことが嫌気され急落した。

クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長は「回復には時間がかかる」と慎重な見通しを示した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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