注目銘柄ダイジェスト(前場):日本エンター、ヤーマン、ショーエイコーなど

市況
2020年11月18日 12時15分

住友電<5802>:1266円(-78円)

大幅反落。前日に説明会が開催されているもよう。22年3月期は窒化ガリウム市場が20%減少するとの見方が示されており、ネガティブに捉えられているようだ。窒化ガリウムデバイスは5G基地局向けなどに市場で拡大が期待されていたが、米中の政治対立や中国顧客の設計変更によって8月以降使用数が減少する見通しとなったことが影響する形に。

日本エンター<4829>:250円(+36円)

大幅反発。今年7月にサービスを開始したWeb会議システム『NEEDS』に顔認証機能を組み込んだバージョンアップ版を、11月20日にサービス開始すると発表している。Web会議システムにおけるセキュリティの課題解決につながるものとして、システム需要の拡大を期待する動きとなっている。短期的な株価の突っ込み警戒感も強まっていた中、格好の反発材料となる形に。

ヤーマン<6630>:2022円(+204円)

大幅反発で年初来高値を更新。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来の17.3億円から40.3億円に、通期では26億円から58億円にそれぞれ上方修正。巣ごもり消費の拡大によって、想定以上にインフォマーシャルやECを軸とした直販部門が大きく売上を伸ばしたほか、通販部門も堅調な売上となっているもよう。第1四半期業績から上振れ期待はあったものの、修正幅は想定以上との評価が優勢に。

ショーエイコー<9385>:1067円(-112円)

大幅続落で下落率トップ。公募・売出の実施を発表している。80万4400株の公募増資、50万株の自己株式処分、19万5600株のオーバーアロットメントによる売出を実施する。これらを合わせた株式数は、現在の自己株式を除いた発行済み株式数は622万8264株に対して24.1%の水準となる。株式価値の希薄化、並びに短期的な需給懸念が強まる形に。調達資金の使途は主に借入金の返済に充当するようだ。

任天堂<7974>:53160円(-30円)

続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価は45000円としている。上期好業績や通期業績計画の上方修正発表で、業績予想の上振れ期待はほぼ織り込まれたと判断。今後は、PS5や Xbox Series Xとの販売競争激化、巣ごもりゲーム特需の反動減、スイッチハードピークアウトの影響などの懸念材料を織り込む局面に入るとみているようだ。

日本リビング保証<7320>:1784円(+94円)

大幅に反発。スイッチゴールド(電子ゴールド)リリース記念株主優待制度を導入すると発表している。12月31日時点で200株以上を保有する株主を対象に、スイッチゴールド0.5g相当を進呈する。スイッチゴールドは金の保有量に応じて発行される電子ゴールドで、金の現物や電子マネーなどと交換できるサービス。優待制度への導入はスイッチゴールドの普及にも役立つとの見方から買われているようだ。

JTOWER<4485>:8390円(+580円)

大幅に続伸。ベトナムで建物内の通信インフラシェアリング(IBS)事業を営む連結子会社のSPNが、同事業を手掛ける現地企業のTHIEN VIET COMPANY LMITEDが保有するIBS資産の買取契約を締結すると発表している。譲受対象は63物件で、譲受金額は総額で約2.4億円。資産引渡日は21年12月末の予定。成長が見込まれるベトナムのIBS対策需要を取り込み、全国的な事業基盤を強化する。

Jストリーム<4308>:4820円(+130円)

大幅に3日ぶり反発。電子情報技術産業協会が主催するメディア総合イベント「Inter BEE 2020 ONLINE」(18日から開催)の企画別コンファレンス「INTER BEE FORUM(基調講演)」全14講演のライブ配信と終了後の一部講演のオンデマンド配信を担当すると発表している。動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia」を使用する。今後のオンラインイベントでの受注を獲得する契機になるとの期待から買いが入っているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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