19日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で続伸、消費関連に買い

市況
2020年11月19日 17時03分

19日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.78ポイント(0.47%)高の3363.09ポイントと続伸した(上海A株指数は0.47%高の3524.79ポイント)。

内需拡大の期待感が強まる流れ。国務院(内閣に相当)は18日の常務会議で、自動車などを対象とする消費拡大策を強化する方針を確認した。新たな「汽車下郷」の策定を指示する。家電などの消費促進策も強める方針だ。来年から始まる「第14次5カ年計画(2021?25年)」では、内需の掘り起こしが主要テーマとなっている。(亜州リサーチ編集部)

業種別では、自動車が高い。広州汽車集団(601238/SH)が3.3%上昇した。家電や酒造、小売なども物色される。海爾智家(600690/SH)が3.5%高、貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.6%高、中国旅遊集団中免(601888/SH)が4.6%高で引けた。ハイテク株、医薬品株、不動産株、防衛関連株、銀行・保険株なども買われている。

半面、証券株の一角は安い。海通証券(600837/SH、6837/HK)のA株が6.4%安と急落した。中国銀行間市場交易商協会は18日、永城煤電控股集団の債務不履行(デフォルト)に絡み、違法起債をほう助した疑いがあるとして海通証券とその子会社に対し、規律調査に着手すると報告している。このほか、素材株、運輸株、エネルギー株、公益株も売られた。

一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.78ポイント(0.31%)高の252.08ポイント、深センB株指数7.21ポイント(0.73%)安の974.80ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)

《FA》

提供:フィスコ

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