株価指数先物【寄り前コメント】12月のメジャーSQの向けてショートカバーの流れが強まる

市況
2020年11月25日 8時35分

大阪12月限ナイトセッション

日経225先物 26440 +210 (+0.80%)

TOPIX先物 1783.0 +15.0 (+0.84%)

シカゴ先物 26470 +240

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

24日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要株価指数が上昇。NYダウは3万ドルの大台を突破した。新型コロナウイルスワクチンの実用化への期待が高まっているほか、敗北は認めていないもののトランプ大統領はバイデン氏への政権移行の手続き開始を容認したことで政治を巡る不透明感が後退した。NY州知事がニューヨーク州で感染者が急増する恐れがあると警告したが、悪材料視はされなかったようである。

シカゴ先物清算値(12月限)は大阪比240円高の2万6470円だった。日経225先物ナイトセッションは日中比20円高の2万6250円で始まり、開始直後に2万6220円をつけた後は、じり高基調が継続し、米国市場の取引開始前に2万6400円に乗せている。米国市場の取引時間中は保ち合いが続いていたが、取引半ばには2万6510円まで上げ幅を広げる場面がみられた。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から連日でのギャップスタートとなろう。オプション権利行使価格は前日に2万6000円から2万6250円まで切り上がったが、本日は中心レンジが2万6500円の権利行使価格まで切り上がる勢いであり、売り方にとっては厳しい需給状況である。このところ米国市場が軟調時には底堅く推移し、米国市場の上昇時には連動する好循環が継続。断続的に売り方のショートカバーのほかヘッジ対応の買いが入りやすい。

オプションでは2万7000円のプットの売買が成立していることもあり、短期的な調整場面においては押し目待ちの買い意欲は相当強そうである。11月のミニSQ前には連日のショートカバーで指数を押し上げていたが、メジャーSQまでにショートポジションをある程度はニュートラルにしておきたいニーズが強そうだ。なお、昨日は日経225型のショートカバーが優勢となりNT倍率は上昇していたが、米国では景気敏感株への物色が目立っていることもあり、NT倍率の低下を意識したスタンスとなろう。VIX指数は一時20.80まで低下しており、8月以来の水準。リスク選好ムードは強い。

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