東京株式(大引け)=107円高、幅広く買われ連日の高値更新

市況
2020年11月27日 15時52分

27日の東京株式市場は強弱感対立のなかも次第に這い優勢に傾き、日経平均株価は4日続伸で29年半ぶりの高値を連日更新となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比107円40銭高の2万6644円71銭と4日続伸。東証1部の売買高概算は15億2950万株、売買代金概算は3兆4069億6000万円。値上がり銘柄数は1500、対して値下がり銘柄数は608、変わらずは68銘柄だった。

きょうの東京市場は、取引開始前は前日の米国株市場が感謝祭の祝日に伴う休場だったことで手掛かり材料に欠け、為替の円高や週末要因も考慮して利益確定売りに押される展開が想定された。しかし、実際は大型株中心に幅広く買い優勢の地合いとなった。新型コロナウイルスの感染者数拡大に対する懸念も、ワクチン開発期待を背景とした経済正常化への思惑が勝り、リスクを取る動きを後押しした。半導体関連などハイテク株や、鉄鋼、非鉄と言った景気敏感株が堅調だったほか、不動産セクターにも買いが目立った。東証1部の7割近い銘柄が上昇した。また、全体売買代金はTOPIXリバランスに伴う売買の影響もあって大きく膨らみ3兆4000億円台と今月11日以来の高水準となった。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、任天堂<7974>も買いが優勢だった。日本電産<6594>、キーエンス<6861>なども高い。エムスリー<2413>も堅調。富士通<6702>が買われ、HOYA<7741>も値を上げた。ハイアス・アンド・カンパニー<6192>、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>、モリテック スチール<5986>、東京製綱<5981>などがストップ高。東京ドーム<9681>は気配値のまま値幅制限上限まで買われ大量の買い物を残した。

半面、トヨタ自動車<7203>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。リクルートホールディングス<6098>が下落、ダイキン工業<6367>も冴えない。ジャステック<9717>、タカショー<7590>が急落、西松屋チェーン<7545>なども売られた。ジェイリース<7187>、菱洋エレクトロ<8068>などの下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS

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