話題株ピックアップ【夕刊】(3):グッドパッチ、キャリアL、エヌピーシー

注目
2020年11月30日 15時32分

■クボテック <7709>  369円  +34 円 (+10.2%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位

クボテック<7709>が一時ストップ高まで買われた。同社はきょう、画像処理検査エンジンの販売強化などを目的に、12月1日から社長直轄のプロジェクトチームでの活動を開始すると発表しており、今後の展開などが期待されたようだ。同社はこれまでに培った技術やノウハウを生かし、さまざまな顧客ニーズに応えられる画像処理外観検査用のエンジンを開発し、従来の液晶向け以外の分野にも進出・拡販することで、収益の拡大と安定によって、収益性の高い事業体制を確立するとしている。

■G-FACTORY <3474>  360円  +31 円 (+9.4%) 一時ストップ高   本日終値

G-FACTORY<3474>が急伸し一時ストップ高の409円に買われた。午前10時ごろ、ローソン銀行(東京都品川区)と業務提携契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。今回の提携は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、一層の経営合理化や業務効率化が求められる飲食業やサービス業などの顧客の売り上げ管理・入金管理面でのサポート強化を図ることが目的という。また、これによりローソン銀行が11月16日にスタートした事業会社向けのATM入金サービス「金庫がわりクン」を、飲食企業に向けて案内を開始している。

■システム・ロケーション <2480>  1,893円  +125 円 (+7.1%)  本日終値

システム・ロケーション<2480>は7連騰。前週末27日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、最終利益を3億2000万円から4億7000万円(前期比43.7%増)へ上方修正したことが好感された。持ち分法適用関連会社である韓国CAR AUCTION社株式の一部を譲渡することに伴い、関係会社株式売却益を特別利益として計上することが要因という。なお、売上高11億200万円(同3.5%増)、営業利益4億4300万円(同4.2%増)は従来見通しを据え置いている。

■グッドパッチ <7351>  2,923円  +192 円 (+7.0%)  本日終値

グッドパッチ<7351>が3連騰。この日の午前中、デザインを重視した有力なスタートアップへの出資を行う「Goodpatch Design Fund」で、レシート買取アプリ「ONE」を提供するWED(東京都渋谷区)への出資を決定したと発表しており、これが好材料視された。WEDは、レシート買取アプリ「ONE」よって得た販促データを活用し、各企業に膨大な販促情報の橋渡しを行っている。今回の出資は同ファンドの第2号出資案件で、今後、両社は定期的なディスカッションを通じて事業連携を検討するとしている。なお、同件が21年8月期業績に与える影響は軽微という。

■キャリアリンク <6070>  1,948円  +120 円 (+6.6%)  本日終値

キャリアリンク<6070>が大幅続伸、前週末27日は188円高の1828円で高値引けという極めて強い足をみせていたが、きょうもその余勢を駆って141円高の1969円まで駆け上がる上昇パフォーマンスをみせた。業務アウトソーシング案件を一括して請け負うBPO事業や人材派遣ビジネスなどを展開し、官公庁向けでも強みを持っている。20年3~8月期はトップラインの大幅な積み上げを反映して、営業利益が前年同期比3.7倍の13億100万円と急拡大している。21年2月期通期は従来見通しを大幅増額し前期比2.6倍の17億9500万円を計画しているが、進捗率から一段の上乗せも視野に入る。直近は一部外資系証券経由で空売り残が急増していたこともあって、踏み上げ相場の色彩が強い。

■エヌ・ピー・シー <6255>  728円  +37 円 (+5.4%) 一時ストップ高   本日終値

エヌ・ピー・シー<6255>が大幅高で3連騰、2011年12月以来約9年ぶりの高値圏を走る展開にある。米国では次期大統領就任が濃厚とみられるバイデン氏が太陽光発電など環境投資に積極的な姿勢を打ち出しており、太陽光発電関連株への見直しが東京市場でも進んでいる。米国における太陽電池市場への追い風は強く、2020年の予測設置量18ギガワットから向こう5年間で約100ギガワットの設置が見込まれており、太陽電池製造装置メーカーとして米国での実績が高い同社株はその物色の中心軸に位置している。

■リビン・テクノロジーズ <4445>  2,979円  +136 円 (+4.8%)  本日終値

リビン・テクノロジーズ<4445>が3日続伸。正午ごろ、不動産売買事業を展開するSUMiTAS(札幌市厚別区)と業務提携すると発表しており、これが好材料視された。SUMiTASは、北海道エリアで年間2000件を超える不動産査定を行っており、このノウハウをベースに不動産売買フランチャイズを全国に展開している。今回の業務提携は、北海道エリアにおけるリビンマッチ加盟店の増加を促進することが狙い。また、SUMiTAS加盟店は、リビンマッチからの不動産売買案件の増加が見込まれ、相互の収益拡大につながると見込んでいる。

■ブロッコリー <2706>  1,510円  +56 円 (+3.9%)  本日終値

ブロッコリー<2706>が3連騰。前週末27日の取引終了後、ブシロード<7803>と資本・業務提携すると発表しており、これを好感した買いが両銘柄に入った。今回の提携により共同でコンテンツや新製品、新サービスの企画・研究・開発・設計・製造及び販売施策を実施する。第1弾として、ブロッコリーが展開する「デ・ジ・キャラット」のリブート展開を推進するという。なお、ブシロードは既にブロッコリー株式34万1100株(自社株を除く発行済株数の3.89%)を取得している。また、21年2月期業績への影響は軽微としている。

■ソルクシーズ <4284>  1,056円  +29 円 (+2.8%)  本日終値

ソルクシーズ<4284>が反発。前週末27日の取引終了後、従来10~16円を予定していた20年12月期の期末一括配当予想を17円にすると発表したことが好感された。なお、前期実績に対しては1円の増配になる予定だ。

■巴川製紙所 <3878>  885円  +24 円 (+2.8%) 一時ストップ高   本日終値

巴川製紙所<3878>が急反発。きょう付けの化学工業日報で、「放熱性とミリ波帯域での電磁波吸収特性を併せ持つグリースを開発した」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、ICチップなどの発熱体と筐体・冷却部材の間に充填し、放熱とノイズ抑制を1つの材料で満たすことで、工程短縮やデバイスの小型化などに貢献するという。また、高周波領域の基地局や自動運転関連などをターゲットとして顧客提案を開始し、21年度中の上市を見込むとしており、業績への寄与が期待された。

●ストップ高銘柄

天昇電気工業 <6776>  383円  +80 円 (+26.4%) ストップ高   本日終値

黒田精工 <7726>  1,437円  +300 円 (+26.4%) ストップ高   本日終値

リード <6982>  1,609円  +300 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値

Eストアー <4304>  2,814円  +500 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値

ASTI <6899>  1,753円  +300 円 (+20.7%) ストップ高   本日終値

など、16銘柄

●ストップ安銘柄

エッチ・ケー・エス <7219>  2,110円  -500 円 (-19.2%) ストップ安   本日終値

ジオコード <7357>  3,025円  -700 円 (-18.8%) ストップ安   本日終値

など、2銘柄

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