オンコリスが後場急上昇、テロメライシンの開発進展を好材料視
オンコリスバイオファーマ<4588>が後場急上昇している。正午ごろ、ライセンス先である中外製薬<4519>とともに国内外で臨床試験を進めている主力パイプラインのテロメライシン(OBP-301)について、開発進展状況を発表しており、これが好感されている。
これによると、今年3月に第1例目の投与を開始した食道がん対象の放射線併用第2相臨床試験では22年の申請が予定されているほか、食道がん対象の放射線化学療法併用第1相臨床試験では、臨床試験開始に向けて今年5月に臨床試験情報サイトへの掲載が行われるなど準備が進んでいるという。更に、肝細胞がんを対象とした抗PD-L1抗体アテゾリズマブ及びベバシズマブを併用する初めての臨床試験では、安全性評価を主眼とした第1相臨床試験を新たに開始する予定としており、順調な進捗状況と評価されているようだ。