東京株式(大引け)=13円高、朝高後に値を消すも後場しぶとく切り返す

市況
2020年12月2日 15時43分

2日の東京株式市場は、前日の米株高を受け朝方は買い優勢で始まったものの、その後は値を消す展開。ただ日経平均はいったん安くなったものの、下値で買い直され再びプラス圏に切り返した。

大引けの日経平均株価は前営業日比13円44銭高の2万6800円98銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は14億2881万株、売買代金概算は3兆726億5000万円。値上がり銘柄数は1158、対して値下がり銘柄数は934、変わらずは85銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の欧米株高が追い風となり買い優勢でスタートしたが、その後は買いが続かずマイナス圏に沈んだ。米国株市場ではワクチン実用化が近いとの観測を受けて景気敏感株が買われたほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が最高値を更新するなどリスク選好ムードにあったが、日経平均は前日時点で米株価指数先物の上昇を横目に350円強の大幅高をみせていたこともあって、目先利食い圧力が働いた。しかし、買い意欲自体は旺盛であり、前引け時点で日経平均は安かったものの値上がり銘柄数が値下がりを大幅に上回る状況にあった。案の定、後場に入ると日経平均はプラス転換したが上値も重く、前日終値近辺で売り物をこなす展開に。引け際手仕舞い売りが出たが、大引けはプラス圏で着地。全体売買代金は3兆円台に乗せた。

個別では、トヨタ自動車<7203>が堅調、キーエンス<6861>も高い。東京エレクトロン<8035>もプラス圏で引けた。SUMCO<3436>は14連騰。武田薬品工業<4502>が買われ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかりだった。ショーケース<3909>は連日のストップ高、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>、ロック・フィールド<2910>、Orchestra Holdings<6533>、東京製綱<5981>などが値を飛ばした。

半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、ソニー<6758>、任天堂<7974>が軟調。リクルートホールディングス<6098>が下落したほか、エムスリー<2413>も売りに押された。HOYA<7741>が値を下げ、SMC<6273>も売りが優勢だった。神戸物産<3038>が大幅安となり、グレイステクノロジー<6541>、蛇の目ミシン工業<6445>なども安い。

出所:MINKABU PRESS

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