株価指数先物【昼のコメント】利益確定の動きが出ているものの、押し目買い意欲は強い

市況
2020年12月3日 12時22分

日経225先物は11時30分時点、前日比30円安の2万6810円(-0.11%)前後で推移している。指数寄与度の大きいファーストリテイリング <9983> の下落が重荷となり、日経225先物の寄り付きは2万6810円とシカゴ先物清算値(2万6825円)を下回って始まった。現物の寄り付き後は東京エレクトロン <8035> など値がさハイテク株の一角がけん引する形で2万6850円まで戻す場面がみられたが、TOPIX型への買いが優勢となるなかで前場半ばには2万6710円まで下げ幅を広げている。ただし、利益確定の動きが出ているものの押し目買い意欲は強く、下値の堅さが意識されている。

前引けのTOPIXは0.28%の上昇となり、後場は日銀のETF買い入れはない。TOPIXの強さからNT倍率は先物中心限月で一時15.04まで低下しており、チャート上で支持線として意識されていた5日移動平均線を下回ってきている。ここから一段の低下もしくは反転などを見極めるところであろう。ただし、グローベックスの米株先物はNYダウが小安く推移する一方でナスダック100先物は小幅に上昇して推移している。来週のメジャーSQを前に積極的なポジションを取りに行く動きは限られそうだが、短期的なスプレッド狙いとして、NT倍率の反転を想定したNTロング(日経225先物買い、TOPIX先物売り)でのトレードが意識されよう。

また、SQを控えて先物市場では今後ロールオーバー中心の売買となろうが、オプションでは2万8000円コールの取引が増えてきている。足元では2万7000円接近で利益確定の動きがみられているが、先高期待は強いであろう。そのため、調整する場面においては押し目買い狙いで対応したいところである。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.