株価指数先物【寄り前コメント】引き続き2万6700円から2万6900円辺りでのレンジ推移

市況
2020年12月4日 8時09分

大阪12月限ナイトセッション

日経225先物 26830 -20 (-0.07%)

TOPIX先物 17780 -0.5 (-0.02%)

シカゴ先物 26710 -140

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

3日の米国市場はNYダウナスダックが上昇する一方でS&P500が下落。新規失業保険申請件数が予想を上回る減少だったことが好感されたほか、追加経済対策を巡り民主党のペロシ下院議長が共和党のマコネル院内総務に協議再開を呼びかけ、合意期待が高まったことが材料視された。

シカゴ先物清算値は大阪比140円安の2万6710円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比30円安の2万6820円で始まり、開始直後につけた2万6860円を高値にこう着感の強い相場展開となっており、2万6800円を挟んで2万6770円から2万6840円辺りでのレンジ推移が続き、2万6830円で取引を終えた。

シカゴ先物にサヤ寄せする形から利食い優勢の展開になりそうだ。米国では追加経済対策の成立期待から景気敏感株への物色がみられているが、NYダウは3万ドル回復場面では利益確定の売りに押されているほか、S&P500が下落していることもあり、米国市場の上昇を好材料した流れは限られそうである。景気敏感株の物色から若干TOPIX型が優位になりそうだが、NT倍率を大きく低下させるまでのリバランスは限られよう。

日経225先物は引き続き2万6700円から2万6900円辺りでの推移が続くと考えられ、レンジ下限に接近する場面では押し目買い、レンジ上限接近では利益確定といったスタンス。現在の需給状況から押し目買い意欲は強いが、2万7000円接近では利益確定も意識されている。来週にメジャーSQを控え、期先へのロールオーバー中心の売買が膨らんでいることも仕掛け的な動きを出にくくさせる。ロールオーバー中心の中では狭いレンジでの短期的な回転売買となろう。

また、S&P500については米テスラの指数組み入れに伴うリバランスの動きを見極める必要がある。組み入れとなる21日に向けて相対的に上値の重さが感じられてくるようであれば一部のクオリティ株に物色が向かいやすく、この流れからNT倍率の上昇が意識されてくるだろう。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.