<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2020年12月4日

市況
2020年12月4日 16時32分

今週の日経平均終値は26751円24銭、前週末比106円53銭高でした。

米大統領選終了によるアク抜け相場は5週が経過し、国内外ともに依然として強気相場が続いています。この中には新型コロナワクチンの早期普及期待もあって上振れを加速。米国では主要3大指数が史上最高値を更新するなどバブル的な盛り上がりを見せています。各国の対コロナ大規模政策で生じたカネあまりは日本市場にも波及し、日経平均は活発な外国人買いによって1991年以来の高値を示現。足元の今期予想PERは24倍超とかなりの割高ですが、おかまいなしに数字(例えば2万7000円など)だけを目標に先物で買い上げているような状況です。市場としてはすでに来年のコロナ克服後の経済状況を買うような域に入っているのですが、その理想買いは日柄的に12月いっぱいでひとまず一巡する可能性が高いでしょう。株価水準も行って2万7000円台ちょっと。長くても1月の米大統領就任辺りまでには理想買いは終わっているものと思われます。その後は調整局面に入りますので、今月後半くらいからは手じまいのタイミングも考えておきたいところです。(ストック・データバンク 編集部)

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