10万円以下で買える、財務健全・低PER・低PBR 16社【東証1部】編 <割安株特集>

特集
2020年12月4日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業が数多くあることには留意したい。

東証1部上場企業では718社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いといわれている。また、割安株という観点から予想PER(株価収益率)が10倍を下回り、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍以下の銘柄に絞り込んだ。

下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が50%以上、(3)予想PERが10倍以下、(4)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる16社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PER、PBRは4日現在)

なお、12月6日(日)16時に「10万円以下で買える、財務健全・低PER・低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資 株主資本  予想  実績

コード 銘柄名      金額   比率   PER   PBR

<8881> 日神GHD   41000   53.6   9.6  0.33

<6489> 前沢工業    47000   59.1   8.1  0.50

<5358> イソライト   47600   71.7   8.6  0.80

<1887> 日本国土開発  56400   51.2   7.5  0.73

<6236> NCHD    58700   55.3   8.3  0.45

<3447> 信和      68300   63.6   9.6  0.71

<7619> 田中商事    69400   53.2   7.0  0.51

<8772> アサックス   70400   50.0   9.3  0.61

<5702> 大紀ア     74000   50.7   6.8  0.78

<1942> 関電工     81200   57.1   8.6  0.65

<1879> 新日本建    85300   64.3   5.2  0.66

<6445> 蛇の目     85800   52.1   6.4  0.63

<3023> ラサ商事    90200   58.1   8.1  0.61

<6804> ホシデン    92900   65.5   8.2  0.52

<9991> ジェコス    95100   60.8   7.4  0.61

<6916> アイオデータ  96800   67.1   8.8  0.46

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PER、PBRは倍。

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

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