話題株ピックアップ【夕刊】(3):婚活関連、ジェコー、日電波

注目
2020年12月8日 15時19分

■タメニー <6181>  207円  +50 円 (+31.9%) ストップ高   本日終値

タメニー<6181>がストップ高。7日付の読売新聞で、「政府は来年度から、少子化対策の一環として、AI(人工知能)を活用した自治体の婚活支援事業を後押しする」と報じられた。同社は、独自開発のAIによる結婚支援システム「parms」を手掛け、直近では福井県へ提供開始するなど自治体への導入実績もあることから、思惑的な買いが入っているようだ。そのほか、リンクバル<6046>やIBJ<6071>、ネットマーケティング<6175>など婚活関連銘柄の一角も高い。

■ジェコー <7768>  3,065円  +500 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値

ジェコー<7768>がストップ高。デンソー<6902>が7日の取引終了後、株式交換により同社を完全子会社化すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。デンソーグループの技術、人材などのリソースや情報などを活用することで、ジェコーの企業価値向上を図るのが狙い。ジェコー株1株に対して、デンソー株0.55株を割り当て交付するとしており、21年4月1日に株式交換を実施する予定。それに伴い、3月30日付でジェコーは上場廃止となる予定だ。なお、同件がデンソーの連結業績に与える影響は現時点では軽微となる見通しという。

■日本電波工業 <6779>  692円  +100 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

日本電波工業<6779>がストップ高。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が7日付で、投資判断を「オーバーウエート」とし、目標株価を750円としたことが好材料視された。同社では20年6月の決算発表と同時に、中期経営計画(23年3月期に売上高420億円、営業利益約30億円)を発表したが、同証券では21年3月期における構造改革の進捗状況から中計達成の確度が高まったと判断したという。営業利益は21年3月期を32億円(特殊要因37億3000万円を除き実質5億3000万円の赤字)、22年3月期18億円、23年3月期32億円と予想している。

■ダイキアクシス <4245>  1,094円  +150 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位

ダイキアクシス<4245>がストップ高。この日正午ごろ、インドのデリー開発公社から浄化槽を受注したと発表しており、これが好感された。今回の受注は、同社子会社が製造する浄化槽について、インド水環境省から分散汚水処理分野でインド初となる推奨認可を受けたことが好影響したとしており、公園内のトイレや手洗いからの排水や公共下水を原水として、浄化槽で処理したものを再利用する計画で浄化槽を23台受注したという。プロジェクト総額は約1億円で、工期は21年2月末。同社では、デリー開発公社管理下には同様の計画対象の公園が1100カ所あることから、新たな提案をしているという。

■クシム <2345>  689円  +77 円 (+12.6%) 一時ストップ高   本日終値

クシム<2345>が4日続伸、じりじりと下値を切り上げる展開で5日・25日移動平均線を上回り底値離脱の気配を漂わせている。学習ソフトの製造販売を手掛けるほかブロックチェーンなどITソリューション分野にも積極展開する。7日取引終了後、子会社クシムソフトのシステムエンジニアリングサービスにおける11月エンジニア稼働率は96.0%とシステムエンジニアリングサービス事業の単月黒字となる損益稼働率を達成し、同時にクシムソフト目標値を達成したと発表、これが株価にポジティブに働いている。株式需給面ではライツ・オファリングにより発行する新株予約権行使に絡む思惑も市場では取り沙汰されるほか、直近は外形証券経由の空売り急増でその買い戻しへの思惑も株価を刺激しているもようだ。

■学情 <2301>  1,293円  +94 円 (+7.8%)  本日終値

学情<2301>が大幅反発。7日の取引終了後に発表した21年10月期単独業績予想で、売上高65億円(前期比13.6%増)、営業利益15億7000万円(同32.1%増)、純利益11億3000万円(同21.8%増)と大幅な営業増益を見込み、年間配当を前期比3円増の33円を予定していることが好感された。オンライン上での採用活動やリアルとオンラインを併用した採用ツールへの企業ニーズが高まっているなか、通年採用・業種別採用対応型のサイト「あさがくナビ」及び20代専門転職サイト「Re就活」をブラッシュアップして業績の向上につなげる。また、少人数制マッチングイベント「就活サポートMeeting」などオンライン・デジタル新商品の開発に注力するほか、公的機関による雇用支援事業の増大も寄与する。なお、20年10月期決算は、売上高57億2000万円(前の期比18.6%減)、営業利益11億8800万円(同38.7%減)、純利益9億2700万円(同33.9%減)だった。

■エディア <3935>  503円  +24 円 (+5.0%)  本日終値

エディア<3935>が後場一段高。この日正午ごろ、ベネッセコーポレーション(岡山市北区)のオンライン相談サービス「いぬ・ねこのきもちペットケアONLINE」に関する業務を受託したと発表しており、これが好感された。「いぬ・ねこのきもちペットケアONLINE」は、12月7日にサービスを開始した、利用登録をした犬・猫の飼い主が、ペットとの生活で悩みがちな5つのテーマである「健康・病気」「しつけ」「フード」「保険」「生活」について、パソコンまたはスマートフォンから気軽に相談することができるサービス。エディアは開発・運用業務を受託しており、サービス開始後の運用業務についても引き続き受託したという。なお、21年2月期業績への影響は現在精査中としている。

■中京医薬品 <4558>  382円  +17 円 (+4.7%)  本日終値

中京医薬品<4558>が7日ぶり反発に転じたほか、川本産業<3604>、アゼアス<3161>、重松製作所<7980>など新型コロナウイルス対策の消毒薬やマスク・防護服関連株に買いが優勢となっている。国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が再び勢いを増しており、重症者は7日時点で過去最多の530人に達したことが報じられている。新型コロナ感染防止へのニーズが再び高まるとの思惑が、防疫関連株の再動意につながっている。

■シュッピン <3179>  890円  +37 円 (+4.3%)  本日終値

シュッピン<3179>は4日ぶりに反発。7日の取引終了後に発表した11月度月次情報で売上高が前年同月比8.7%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。うちEC売上高が同40.6%増となったほか、Web会員数が5カ月連続で5000人台増加して49万4585人に拡大した。主軸のカメラ、時計のEC売上高が、新品、中古品ともに引き続き好調に推移した。

■マーチャント <3121>  336円  +11 円 (+3.4%)  本日終値

マーチャント・バンカーズ<3121>が3日続伸。7日の取引終了後、特別目的会社としてMBK医療投資を設立し、医療分野への投資を強化すると発表しており、これが好感された。同社からの直接の投資に加え、医療分野への投資に関心の高い外部投資家の資金を活用することで、更に体制を強化するとしており、案件に応じてMBK医療投資で出資するか直接出資するかを検討するという。なお、MBK医療投資の第1号投資案件候補を既に選定し、投資家と検討を進めているという。

●ストップ高銘柄

ヒーハイスト <6433>  395円  +80 円 (+25.4%) ストップ高   本日終値

黒田精工 <7726>  2,537円  +500 円 (+24.6%) ストップ高   本日終値

中央製作所 <6846>  1,644円  +300 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値

放電精密加工研究所 <6469>  667円  +100 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値

不二精機 <6400>  1,053円  +150 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値

など、11銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.