株価指数先物【昼のコメント】売り一巡後は権利行使価格2万6750円レベルでの底堅い値動きに

市況
2020年12月10日 12時11分

日経225先物は11時30分時点、前日比136円安の2万6724円(-0.50%)前後で推移している。追加経済対策の年内合意への期待が後退したことが嫌気された米国市場の流れを受けて、寄り付きは2万6660円とシカゴ先物清算値(2万6690円)にサヤ寄せして始まり、現物の寄り付き時点では2万6630円まで下げた。しかし、売り一巡後はじりじりと下げ幅を縮めており、前場半ばには2万6740円まで戻す場面がみられている。

ソフトバンクグループ <9984> が6%を超える上昇で日経平均株価を約107円下支えしており、短期の売り方にとっては仕掛けづらい状況であろう。また、ファナック <6954> が上昇に転じてきていることもあり、2万6700円レベルでの底堅さが意識されている。前引けのTOPIXは0.12%の下落となり、日銀のETF買い入れは期待できないだろう。ただし、権利行使価格の2万6500円から2万6750円辺りでの推移であり、レンジ上限での底堅さが意識されてくるようだと、ここを突破する可能性はある。

NT倍率は先物中心限月で15.06と横ばいで推移。VIX指数は22.27に上昇しているが依然としてボトム水準での推移であり、リスク選好姿勢は変わらず。米国次第の面はあるものの、メジャーSQでの2万7000円タッチが期待されるなか、ショートポジションは積み上がりづらく、一方で短期筋の買い戻しの動きが出てくる動きが意識されよう。

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