日立造は一段高、全固体電池関連銘柄の物色人気が波及
日立造船<7004>が後場一段高となっている。10日付の日本経済新聞が「電気自動車(EV)の次世代基幹技術として本命視される『全固体電池』の実用化への動きが官民で加速し始めた」と報じたことをきっかけに関連銘柄が動意づいており、既に硫化物系固体電解質を使用した全固体リチウムイオン電池を開発済みの同社に物色人気が波及しているもよう。
また、同社はきょう、子会社が英国でごみ焼却発電プラントの建設工事を受注したと発表していることも買い手掛かりとなっているようだ。これは英国の大手エネルギー会社SSEがロンドン近郊に建設を計画しているもので、プラントの完成は2024年を予定している。