鎌倉新書が急反騰、第3四半期累計決算は営業減益も8~10月は黒字化
鎌倉新書<6184>が急反騰。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2~10月)の連結決算は、売上高22億8400万円(前年同期比4.2%減)、営業利益5900万円(同90.0%減)、純利益3500万円(同92.1%減)と大幅な営業減益となったが、8~10月期では営業損益1億4000万円の黒字で上期の8100万円の赤字から急改善しており、これを好感した買いが入っている。
コロナウイルス感染症拡大の影響で購買活動の停滞や葬儀の小規模化・低価格化が進み減収減益を余儀なくされた。ただ、コロナ禍の逆風下にあった相続事業が持ち直してきたほか、お墓、仏壇、散骨事業が徐々にコロナ前の状況に戻りつつあることが寄与した。
なお、21年1月期通期業績予想は、売上高33億9000万円(前期比3.9%増)、営業利益2億6500万円(同66.9%減)、純利益1億7000万円(同73.4%減)の従来見通しを据え置いている。