ダイワボウが後場一段高、3月31日を基準日に1株を5株に株式分割へ
ダイワボウホールディングス<3107>が後場一段高となっている。午後1時ごろ、21年3月31日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表しており、これが好材料視されている。投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家にとってより投資しやすい環境を整えることで、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的としている。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高4245億300万円(前年同期比10.1%減)、営業利益108億5300万円(同31.4%減)、純利益88億300万円(同17.0%減)だった。
ITインフラ流通事業で、テレワーク需要によりノートパソコンや液晶モニタなどの関連商材の販売が増加したが、前期までのWindows7サポート終了に伴う更新需要の反動が見られた。また、産業機械事業で、顧客における設備投資の停滞・計画延期や移動制限などの影響を受けて売り上げが減少したことも響いた。
また、未定としていた21年3月期通期業績予想を発表しており、売上高9500億円(前期比0.6%増)、営業利益308億円(同6.2%減)、純利益210億円(同0.8%減)を見込んでいる。