イムラ封筒が大幅反落、第3四半期営業利益37%増も材料出尽くし感
イムラ封筒<3955>が大幅反落している。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(2~10月)連結決算は、営業利益8億8600万円(前年同期比36.8%増)、純利益6億4800万円(同45.0%増)と大幅増益となったものの、目先の材料出尽くし感から売られている。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響による経済活動の後退に伴い、イベント告知などのDM用封筒をはじめ需要が大きく落ち込み、売上高は162億5900万円(同8.9%減)となった。ただ、前期から進めてきた生産体制の合理化による原価低減や不採算工場の閉鎖などによる固定費の削減、不採算案件の見直しなどの収益を重視した各種施策の浸透などで収益性が大きく改善し、大幅増益となった。
なお、21年1月期通期業績予想は、売上高240億円(前期比2.5%増)、営業利益9億円(同33.3%増)、純利益6億5000万円(同29.6%増)の従来見通しを据え置いている。