話題株ピックアップ【夕刊】(2):モノタロウ、ソニー、国際石開帝石

注目
2020年12月11日 15時16分

■MonotaRO <3064>  5,400円  +100 円 (+1.9%)  本日終値

MonotaRO<3064>が3日ぶりに反発。10日の取引終了後に発表した11月度の月次業績で、売上高が前年同月比17.1%増の131億2800万円となり、2ケタ増収が継続していることが好感された。営業日数は前年に比べて1日少なかったものの、新規顧客獲得数が10万1900アカウントと高水準で推移していることが寄与した。

■三谷セキサン <5273>  4,015円  +25 円 (+0.6%)  本日終値

三谷セキサン<5273>は反発。10日の取引終了後、上限を12万株(発行済み株数の0.48%)とする自社株を、11日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNET-3)で取得すると発表したことが好材料視された。同日付で上限を17万株(発行済み株数の0.68%)、または6億8000万円とする自社株を20年12月11日から21年12月10日に取得すると発表しており、その一環として行われる。

■ソニー <6758>  9,858円  +40 円 (+0.4%)  本日終値

ソニー<6758>は反発。10日に米国のアニメ配信サービス「クランチロール」の運営会社を11億7500万ドル(約1200億円)で買収すると発表したことが引き続き評価されている。野村証券では「大手IT・エンタメ各社の配信サービスと直接競合する事業領域が増える点には留意が必要」とする一方で、「日本企業としての差異化ポイントとしてアニメ関連の強化を有効な手段」とみている。同証券では、同社株のレーティング「バイ」と目標株価1万600円を継続している。

■国際石油開発帝石 <1605>  576円  +2 円 (+0.4%)  本日終値

国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>が高い。10日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の1月限が前日比1.26ドル高安の1バレル=46.78ドルに上昇。一時47.74ドルと3月初旬以来、9カ月ぶりの水準に上昇した。英国で新型コロナワクチンの接種が始まったほか、米国やカナダでも近く開始される可能性がある。各国でのワクチン接種が始まりつつあることから、経済正常化への期待が強まるなか、原油需給にはプラス要因に働くとの期待が膨らんだ。

■ソフトバンクグループ <9984>  7,913円  -393 円 (-4.7%)  本日終値  東証1部 下落率8位

ソフトバンクグループ<9984>は反落。9日にブルームバーグ通信が報じた株式非公開化(MBO)を巡る思惑で株価が強く刺激される格好となり、前日は記録的な売買代金をこなし、一時1400円高を超える大幅高に買われる場面もあった。ただ、前日はきょうのメジャーSQ算出を前に先物絡みの需給的な特殊要因も指摘されていた。

■パンパシHD <7532>  2,441円  -43 円 (-1.7%)  本日終値

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>が続落。10日の取引終了後に発表した11月度の月別販売高状況で、既存店売上高が前年同月比3.3%減と前年割れが続いたことが嫌気された。ドン・キホーテで季節家電の加湿器や、酒類、インバスなどの消耗品やマスクが伸長したほか、ユニー、UDリテール及びダイシン百貨店は前年を上回ったものの、ドン・キホーテにおける免税売上高の減少が響いた。

■東京エレクトロン <8035>  36,350円  -70 円 (-0.2%)  本日終値

東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連株は上値の重い展開。前日の米国株市場ではインテルやエヌビディア、アプライドマテリアルズといった半導体セクターの大手企業はプラス圏を維持したが、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は小幅ながら続落となった。世界的なリモートワーク拡大によるパソコンやサーバーなど通信機器特需を背景に半導体市場の拡大基調が確認されているが、関連銘柄には上昇一服感も観測される。東京市場でもここ新型コロナ感染拡大への懸念が再び高まっていることや、きょうは週末要因も重なり買いポジションを高める動きは限定的となっている。

■サンオータス <7623>  432円  +80 円 (+22.7%) ストップ高   本日終値

サンオータス<7623>がストップ高。10日の取引終了後に発表した21年4月期上期(5~10月)の連結経常損益は7600万円の黒字(前年同期は5300万円の赤字)に浮上しており、これを好感する買いが向かった。赤字だったBMW販売会社2社を売却したことで、カービジネス事業の営業損益が前年同期の1億2900万円の赤字から400万円の黒字に浮上したことが寄与。付加価値の高いコーティング洗車の予約獲得や適正な燃料油マージンの確保などでエネルギー事業の採算が改善したことも黒字化に貢献した。通期計画の1億円に対する進捗率は76%に達しており、業績上振れが期待される。

■メディカルネット <3645>  953円  +150 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値

メディカルネット<3645>がストップ高。この日正午ごろ、21年5月期の連結業績予想について、営業利益を1億1000万円~2億円から3億円(前期比2.8倍)へ上方修正したことが好感された。メディア・プラットフォーム事業及び医療BtoB事業で、運営するサイト価値の向上や販売を強化したことにより、収益性の高い広告サービス販売が好調に推移することが見込まれるほか、適切な人員配置と業務の効率化による固定費の減少が寄与する見通し。

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