明日注目すべき【好決算】銘柄 ギグワークス、フリービット、rakumo (11日大引け後 発表分)

注目
2020年12月13日 11時00分

11日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ギグワークス <2375> [東証2]  ★今期経常は20%増で5期連続最高益、2円増配へ

◆20年10月期の連結経常利益は前の期比25.3%増の10億円で着地。続く21年10月期も前期比19.5%増の12億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力のオンデマンドエコノミー事業でテレワークの進展などを背景に、急速に高まるヘルプデスクやサービスデスク関連のニーズを取り込む。複数の新規大型案件受注にも対応できる体制を構築しており、引き続き旺盛な稼働状況が続く想定。

併せて、今期の年間配当は前期比2円増の24円に増配する方針とした。

ケア21 <2373> [JQ]  ★今期経常は20%増で3期連続最高益、10円増配へ

◆20年10月期の連結経常利益は前の期比25.8%増の11.2億円で着地。続く21年10月期も前期比20.4%増の13.5億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は急速な高齢化で介護ニーズが高まるなか、施設系介護事業は収益性の高い新規開設案件に投資を集中し、既存事業所の収益力強化を図る。また、在宅系介護事業では訪問介護サービスの出店を進める。

併せて、今期の年間配当は前期比10円増の45円に増配する方針とした。

クロスプラス <3320> [東証2]  ★今期経常を3.2倍上方修正、配当も12円増額

◆21年1月期の連結経常利益を従来予想の7.5億円→24億円に3.2倍上方修正。増益率が7.0%増→3.4倍に拡大する見通しとなった。イエナカ商品の受注獲得を進め、ファッションマスクの販売が想定より大きく伸びることが寄与。旅費交通費の減少や出荷の効率化なども利益を押し上げる。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の12円→24円(前期は12円)に大幅増額修正した。

稲葉製作 <3421>   ★上期経常を一転77%増益に上方修正

◆21年7月期上期(8-1月)の連結経常利益を従来予想の6.2億円→13.1億円に2.1倍上方修正。従来の16.3%減益予想から一転して76.8%増益見通しとなった。暮らしの中での収納ニーズの高まりを背景に、鋼製物置の販売が想定以上に伸びることが寄与。

JMHD <3539>   ★8-10月期(1Q)経常は86%増益で着地

◆21年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比86.0%増の16.5億円に拡大して着地。新型コロナウイルスの感染拡大による内食需要の増加を追い風に、スーパーマーケット事業で既存店の業績が伸長したことが収益を押し上げた。

フリービット <3843>   ★今期経常を35%上方修正

◆21年4月期の連結経常利益を従来予想の17億円→23億円に35.3%上方修正。減益率が31.5%減→7.3%減に縮小する見通しとなった。テレワークや巣ごもり需要の増加を背景に、モバイル通信サービスや集合住宅向けインターネット接続サービスが伸びる。コロナ禍でマイナス影響を受けたエドテック事業の切り離しによる損失軽減も上振れの要因となる。

スキヤキ <3995> [東証M]  ★2-10月期(3Q累計)経常は81%増益・通期計画を超過

◆21年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比81.5%増の1億4700万円に拡大して着地。ファンクラブ有料会員数が増加したうえ、コロナ禍によるライブ中止を背景にグッズのEC販売が大きく伸びたことが寄与。ライブ制作収入の減少によるO2O事業の不振を吸収し、大幅増益を達成した。

通期計画の1億2000万円をすでに22.5%も超過しており、業績上振れが期待される。

rakumo <4060> [東証M]  ★今期経常を48%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆20年12月期の連結経常利益を従来予想の7100万円→1億0500万円に47.9%上方修正。増益率が3.6倍→5.3倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主力とする企業向けクラウド型グループウエアのSaaSサービスが順調に推移するなか、コスト削減の進展に加え、売上原価や営業活動にかかる費用が想定を下回ることが利益を押し上げる。

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