東競馬が反落、減損損失計上で20年12月期最終利益を下方修正
東京都競馬<9672>が反落している。11日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、純利益を71億2000万円から47億3000万円(前期比9.0%減)へ下方修正し、増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気されている。
「東京サマーランド」を運営する遊園地事業で、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う休業期間の延長や夏季期間の入場制限により、売上高が大幅に減少したことに加え、依然としてコロナ禍収束の見通しが不透明な中、来期以降の業績にも影響が及ぶ可能性が高いと判断し、減損損失約32億円を特別損失として計上するという。なお、売上高282億4000万円(同13.7%増)、営業利益106億6000万円(同33.6%増)は従来見通しを据え置いている。