株価指数先物【昼のコメント】12月SQ値が支持線として機能してくるかを見極め

市況
2020年12月14日 12時17分

日経225先物は11時30分時点、前日比230円高の2万6750円(+0.86%)前後で推移している。寄り付きは2万6560円とシカゴ先物清算値(2万6535円)を上回って始まり、現物の寄り付き後早い段階で一気に2万6800円まで上昇している。12月の日銀短観では、大企業・製造業、非製造業ともに予想以上の景況感の改善がみられたことが好感された。また、米国では14日にも新型コロナワクチンの供給が開始され同日中に接種が行われる予定であり、ワクチン期待からグローベックスの米株先物が強い値動きで推移していることも材料視されている。

日経平均株価は寄り付き開始直後には12月SQ値(2万6713円47銭)を突破しており、短期筋の買い戻しが強まったようだ。また、メジャーSQ通過によるクリスマス休暇入りで海外勢などの参加者が減少するしていくとみられ、商いが膨らみづらい需給状況のなか、短期的な売買に振らされた形であろう。日経225先物は2万6800円まで上昇した後は、利食いに押される場面もみられるが、概ね2万6700円から2万6770円辺りでの保ち合いが続いている。

心理的な面が大きいだろうが、12月SQ値が支持線として機能してくるようだと、年内2万7000円タッチを狙った買い仕掛けの動きも意識されてくるだろう。なお、前引けのTOPIXは1.22%の上昇となり、後場は日銀のETF買い入れは入らない。NT倍率は先物中心限月で14.85に低下しており、テクニカル面では支持線として機能していた25日移動平均線を下回ってきている。バリューシフトから低下傾向が続く可能性があるため、短期的にはNTショートの流れが意識されそうである。

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