セルソースが一時22%高、21年10月期営業利益は38%増見込む

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2020年12月15日 9時46分

セルソース<4880>が急騰して一時、前日比2250円(22.3%)高の1万2340円に買われ、年初来高値を更新している。14日の取引終了後、21年10月期の単独業績予想を発表しており、売上高25億3900万円(前期比36.9%増)、営業利益5億7300万円(同37.9%増)、純利益3億5600万円(同30.0%増)と大幅増益を見込むことが好感されている。

再生医療に対する社会的認知度の一層の高まりなどを背景とした提携医療機関数の順調な増加や、変形性膝関節症以外の治療用途へのサービスの広がりなどを踏まえ、各種再生医療関連サービスは堅調な成長を見込む。一方、化粧品販売は保守的な前提としたという。

なお、20年10月期決算は、売上高18億5500万円(前の期比15.1%増)、営業利益4億1500万円(同27.1%増)、純利益2億7400万円(同37.3%増)だった。

同時に、大阪大学大学院医学系研究科と、細胞外小胞「エクソソーム」を含む細胞分泌物「セクレトーム」を用いた慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療を目的とした共同研究を開始すると発表しており、これも好材料視されている。まずは脂肪幹細胞(ASC)から抽出した細胞分泌物であるセクレトームを用いた治療による炎症などの症状の進行抑制効果を検討するとともに、ASCセクレトームの成分解析や主に肺をターゲットとした組織解析により治療の作用機序を解明し、臨床応用を目指すとしている。

出所:MINKABU PRESS

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