話題株ピックアップ【夕刊】(3):アディッシュ、東亜石、ライトアップ

注目
2020年12月16日 15時23分

■アディッシュ <7093>  2,271円  +400 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値

アディッシュ<7093>は5連騰。15日の取引終了後、カスタマーリレーション事業を展開する子会社アディッシュプラスが、フィンランドに本社を置くマース・グローバル社が提供するMaaSアプリ「Whim(ウィム)」の日本でのカスタマーケアを担当すると発表したことが好感された。「Whim」は、統合的MaaSアプリとして世界で初めてMaaSのコンセプトを実現し、複数の国・都市でサービスを提供。1つのアプリでバス、タクシー、自転車シェア、カーシェアなどさまざまな交通手段を組み合わせて、最適な移動体験を提供する、世界初の交通サブスクリプションモデル(定額制)が特徴という。アディッシュプラスでは、カスタマ―ケアを通してユーザーの満足度を高め、「Whim」を日本社会に浸透・定着していく支援を行うとしている。

■東亜石油 <5008>  2,397円  +400 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値

東亜石油<5008>がストップ高。親会社である出光興産<5019>が15日の取引終了後、同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格2450円にサヤ寄せする格好となった。出光興産は現在、東亜石株式の50.12%を所有しているが、完全子会社化することでグループの石油製品生産体制の最適化を目指しつつ、国内石油製品需要の減少や脱炭素社会に向けた動きに対応し、経営の効率化や意思決定の迅速化を図るのが狙い。買付予定数は620万5484株(下限205万8875株、上限設定なし)で、買付期間は20年12月16日から21年2月2日まで。なおTOB成立後、東亜石は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は東亜石株式を12月15日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

■誠建設工業 <8995>  665円  +100 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値

誠建設工業<8995>がストップ高。15日の取引終了後、未定としていた21年3月期連結業績予想を発表しており、売上高28億円(前期比0.8%増)、営業利益1億6000万円(同75.8%増)、純利益1億1000万円(同5.5倍)と大幅増益を見込むことが好感された。下期に高利益率物件の販売が順調に推移することが予想されるという。

■ライトアップ <6580>  3,405円  +500 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値

ライトアップ<6580>がストップ高。15日の取引終了後、チェンジ<3962>及びクレディセゾン<8253>と資本・業務提携すると発表しており、これが好材料視された。新型コロナウイルス感染症の拡大、補助金・助成金活用支援サービス「Jコンサルティング」や補助金・助成金自動診断システム「Jシステム 」の取り扱いが増加していることから、これらの事業を強化するのをはじめ、中小企業向けデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するのが狙い。資本提携では、ライトアップの代表取締役社長で主要株主である白石崇氏が所有する株式の一部を市場外の相対取引により両社に譲渡するとしており、譲渡株数はチェンジに5万8060株(発行済み株数の2.0%)、クレセゾンに2万9030株(同1.0%)とする。なお、チェンジは今後、市場買付によりライトアップ株式を8万4100株(同2.8%)を上限に取得する方針という。なお、同件による21年3月期業績への影響は織り込み済みとしている。

■ビジョナリー <9263>  477円  +58 円 (+13.8%)  本日終値

15日に決算を発表。「上期経常は11倍増益・通期計画を超過」が好感された。

ビジョナリーホールディングス <9263> [JQ] が12月15日大引け後(17:05)に決算を発表。21年4月期第2四半期累計(5-10月)の連結経常利益は前年同期比11倍の6億4300万円に急拡大し、通期計画の6500万円の赤字をすでに上回った。

⇒⇒ビジョナリーの詳しい業績推移表を見る

■三協立山 <5932>  859円  +84 円 (+10.8%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

三協立山<5932>が急伸。15日の取引終了後、21年5月期の連結業績予想について、売上高を2890億円から2930億円(前期比6.6%減)へ、営業利益を3億円から19億円(同5.7%減)へ上方修正したことが好感された。国内の建築市場やアルミニウム押出形材市場、また国内外の自動車販売で想定以上の回復が見られたことや、小売業の人手不足に対する店舗の省人化・省力化に向けた投資が進んだことなどを受けて、上期業績が計画を上回ったことが要因としている。なお、最終利益予想は引き続き未定としている。

■リーガル不動産 <3497>  1,015円  +81 円 (+8.7%)  本日終値

リーガル不動産<3497>が大幅反発。15日の取引終了後に発表した第1四半期(8~10月)単独決算が、売上高56億4000万円(前年同期比47.9%増)、営業利益3億3400万円(同9.2%増)、最終利益3500万円(前年同期2000万円の赤字)となり、最終損益が黒字転換したことが好感された。不動産ソリューション事業で主力商品の「LEGALAND」の販売に注力したことに加えて、平均販売単価が増加したことが牽引役となった。また、介護事業で高い入居率を維持したことなども寄与した。なお、21年7月期通期業績予想は、売上高266億4300万円(前期比0.2%減)、営業利益12億900万円(同32.1%減)、最終利益1億4100万円(同40.9%増)の従来見通しを据え置いている。

■アイドマMC <9466>  425円  +30 円 (+7.6%) 一時ストップ高   本日終値

アイドママーケティングコミュニケーション<9466>は後場急上昇し、一時ストップ高まで買われた。同社は、流通小売業向けの統合型販売促進支援サービスを手掛ける。きょう午後1時30分ごろ、同社グループ会社のニューフォリアが新サービス「ラクリ」の提供を開始すると発表しており、これが材料視されたようだ。同サービスは、スマートフォン向けのアプリを開発・運用できるクラウド型のアプリプラットフォーム。ニューフォリアでは、2013年からアプリ開発者向けアプリプラットフォームサービスを手掛けており、今回さまざまな業種向けのデジタルトランスフォーメーション化ニーズに対応していくことを目的に新サービスを開始したとしている。

■STIFHD <2932>  4,560円  +300 円 (+7.0%)  本日終値

STIフードホールディングス<2932>が反発。15日の取引終了後、未定としていた20年12月期の期末一括配当予想を40円にすると発表しており、これが好感された。なお、前期は年140円(ただし20年6月30日付で1株を5株に株式分割)で、実質増配となる予定だ。

■PCIホールディングス <3918>  1,473円  +95 円 (+6.9%)  本日終値

PCIホールディングス<3918>が急伸。15日の取引終了後、組み込みパソコンなどエンベデッドソリューション事業を展開するソード(千葉市美浜区)の全株式を取得し、子会社化すると発表したことが好感された。同社では、中期経営計画における事業戦略の1つとして、「ハードウェアとソフトウェアの融合によるワンストップソリューションの実現」を掲げており、組み込みソフトウェア開発及び半導体設計・テストノウハウを有する同社グループにハードウェア開発ノウハウを有するソード社を取り込むことで、真のワンストップソリューションが実現すると判断したという。取得価額は42億800万円で、21年1月15日の株式譲受を予定。なお、21年9月期業績への影響は現在精査中としている。

●ストップ高銘柄

Abalance <3856>  2,752円  +500 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値

共和コーポレーション <6570>  454円  +80 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値

ブラス <2424>  545円  +80 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値

桜井製作所 <7255>  550円  +80 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値

日本鋳造 <5609>  774円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値

など、11銘柄

●ストップ安銘柄

中国工業 <5974>  1,077円  -300 円 (-21.8%) ストップ安   本日終値

など、3銘柄

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