株価指数先物【寄り前コメント】12月SQ値レベルで押し目狙いのロングスタンスは継続

市況
2020年12月17日 8時05分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 26740 +70 (+0.26%)

TOPIX先物 1786.0 +3.0 (+0.16%)

シカゴ先物 26755 +85

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

16日の米国市場ではNYダウが下落した一方で、S&P500、ナスダックは上昇。11月の米小売売上高が前月比1.1%の減少となったほか、前月の速報値が下方修正されたことが嫌気された。また、注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)はネガティブではないものの、追加緩和が見送られたことで利益確定につながったようだ。一方で、追加経済対策を巡り協議が前進しているとの観測が押し目買いに向かわせており、S&P500、ナスダックは上昇した。

シカゴ先物清算値は大阪比85円高の2万6755円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比変わらずの2万6670円で始まり、これを安値にその後は2万6700円を挟んでのこう着から、概ね2万6670円から2万6750円辺りでの推移が続き、レンジ上限レベルの2万6740円で取引を終えた。

シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや買い先行で始まることになりそうだ。ただし、前日のレンジ内であり、引き続き下値の堅さを見極めながらのレンジ突破待ちとなろう。また、出来高が減少傾向であるため短期筋の売買によって振らされやすいものの、現状ではレンジを上にも下にもブレイクさせるほどのエネルギーはなく、材料待ちの面がある。そのため、米国の追加経済対策の合意のほか、少なくとも今週末の米国での需給イベント通過後を見極めたいところだろう。

そのため、12月SQ値レベルでの押し目狙いのロングスタンスは継続。また、NT倍率は横ばいで推移しており、テクニカル面では5日、25日移動平均線での攻防となっており、上値抵抗線として意識されている。ナスダックの上昇を受けてNT倍率はやや反発を試す流れに向かいそうであり、抵抗線突破を試すか見極めたい。現時点では、米国の週末の需給イベント通過、追加経済対策の年内合意期待を背景に、年末に向けてNT倍率は上昇傾向をみせてくるとみておきたい。

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