22日の株式相場見通し=続落、新型コロナ警戒でリスクオフ

市況
2020年12月22日 8時01分

22日の東京株式市場は、前日の欧米株安を受けリスク回避の流れとなり、日経平均株価は続落しそうだ。世界的に新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が続くなか、英国で新型コロナの変異種が確認され、緊張感が高まっている。欧州を中心に新型コロナ封じ込めのための経済活動への規制が強まるなか、株式市場でも企業業績への影響を嫌気してリスクオフの売り圧力が顕在化している。前日は欧州株市場が軒並み大幅下落、米国株市場でもNYダウが一時400ドルを超える下げとなり3万ドル大台を割り込んだ。ただ、その後は追加経済対策への期待から急速に戻り足となり、結局小幅ながらプラス圏で着地した。米国株が後半強さを発揮したことはポジティブ材料ながら、東京市場でも国内で感染に歯止めのかからない新型コロナへの警戒感から、積極的な買いは見込みにくい。日銀のETF買いの思惑が下値を支えることが予想されるが、終始売り優勢の地合いが想定される。

21日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比37ドル40セント高の3万216ドル45セントと反発。ナスダック総合株価指数は同13.122ポイント安の1万2742.516だった。

日程面では、11月の全国スーパー売上高、11月の百貨店売上高など。海外では、11月の米中古住宅販売件数、12月の米消費者信頼感指数、7~9月期米GDP確報値など。

出所:MINKABU PRESS

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