株価指数先物【寄り前コメント】年内2万7000円タッチを試す期待が高まりやすいところ

市況
2020年12月29日 8時23分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 26880 +100 (+0.37%)

TOPIX先物 1793.0 +10.5 (+0.58%)

シカゴ先物 26900 +120

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

28日の米国市場は追加経済対策法案の成立が好感され、NYダウ、S&P500、ナスダックなど主要な株価指数は上昇し最高値を更新した。VIX指数はボトム圏での推移となりリスク選好の流れではあったが、0.17高の21.70とわずかではあるが4営業日ぶりに上昇。また、追加経済対策法案の成立によって、OPECプラスによる供給増加の可能性が警戒視されて原油先物相場は下落しており、エネルギー株が軟調となっている。

シカゴ先物清算値は大阪比120円高の2万6900円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比30円高の2万6810円で始まり、その後じり高基調となり2万6800円から2万6850円辺りでの保ち合いが続いていたが、米国市場の取引開始後に一時2万6930円まで上げ幅を広げた。取引中盤以降は2万6900円から2万6920円辺りでこう着し、引けにかけてやや利食いに押され2万6880円で取引を終えた。

シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行で始まろう。日経平均株価は12月21日の高値2万6905円67銭を超えてくるようだと、年内2万7000円タッチを試す期待が高まりやすいところであろう。ただし、商いが膨らみづらい需給状況であり、そのなかでTOPIX型優位の展開に向かうようだと上値の重さが意識されやすい。ナスダック上昇は安心感につながるが、指数寄与度の大きい値がさハイテク株に対する物色の広がりが限られるようだと、次第にこう着感が強まりやすいとみられる。

なお、米下院はトランプ大統領が要求した600ドルの個人向け直接給付金を2000ドルに差し替えるための法案の採決を行うと伝わっている。可決される可能性は低いとみられるが、可決となればサプライズ感は相当大きく、大納会に向けて支援材料になるだろう。そのため、材料出尽くしによる調整を狙った短期的な売り仕掛けの動きも限られそうだ。

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