株価指数先物【昼のコメント】米下院での個人直接給付の引き上げがトリガーとなる

市況
2020年12月29日 12時14分

日経225先物は11時30分時点、前日比510円高の2万7290円(+1.90%)前後で推移している。寄り付きは2万6880円とシカゴ先物清算値(2万6900円)にサヤ寄せして始まり、現物の取引開始後に動意が強まり一気に2万7000円を回復した。米下院は追加経済対策法に盛り込まれた600ドルの個人直接給付額を2000ドルに差し替えるための法案を賛成多数で可決したと伝わるとさらに上げ幅を広げ、前引け時には2万7320円まで上昇している。

2万7000円回復でいったんは達成感が意識されるかにみられたが、米下院での個人直接給付の引き上げがトリガーとなり、ヘッジ対応の買い戻しの動きが強まったようだ。また、ダブルインバースによる調整買いの動きも強まる形であり、薄商いのなかでよりインパクトが大きくなっているとみられる。一気にオプション権利行使価格の2万7375円水準まで切り上がり、その上の2万7500円の権利行使価格が意識されてきており、カバーの動きが強まりそうである。一方で、ポジション解消後は反動も出やすくなるため、値動きが荒くなる展開は警戒しておきたい。

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