海運株が軒並み上昇、コンテナ船、ばら積み船市況ともに改善傾向強める
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手をはじめ海運株が軒並み上昇。業種別騰落率でも東証1部33業種中で値上がり率首位を争う状況となっている。新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気への影響が警戒されているが、発生元となった中国の経済回復が顕著となっており、コンテナ市況とばら積み船市況いずれも改善が進んでいる。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船運賃の動向表すバルチック海運指数も昨年12月9日以降急速に水準を切り上げており、前日までの14営業日でマイナスだった日はわずかに1日となっている。前日時点でバルチック指数は1418まで戻しており、これは昨年10月16日以来約3カ月ぶりの高値水準にある。