三菱UFJ、第一生命など買われる、米10年債利回り急上昇で金融株高の流れ
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株が大きく買われている。米ジョージア州の上院決選投票で民主党候補が2議席を確保し、民主党が大統領、上院、下院を制する「トリプルブルー」が実現したことで大型の財政政策が通りやすくなるとの思惑が浮上している。これを受け米長期金利が急上昇し、6日終値ベースの10年債利回りは1.037%と約10カ月ぶりに1%台に乗せてきた。運用利ザヤの拡大期待を背景に米国株市場ではゴールドマン・サックス、シティグループ、JPモルガン、バンク・オブ・アメリカなど大手金融機関が軒並み大幅高に買われており、東京市場でも米国事業を展開するメガバンクや生保に大口の買いを誘導している。