株価指数先物【引け後コメント】TOPIX型優位の状況からNT倍率が一時15倍下回る

市況
2021年1月7日 17時34分

大阪3月限

日経225先物 27440 +430 (+1.59%)

TOPIX先物 1826.5 +31.5 (+1.75%)

日経225先物(3月限)は前日比430円高の2万7440円で取引を終了。寄り付きは2万7310円とシカゴ先物清算値(2万7315円)にせや寄せしギャップ・アップスタートとなった。その後も上昇が続き、前場半ば辺りにナイトセッションで付けた高値2万7450円を突破すると、一時2万7590円まで上げ幅を広げた。ただし、日経平均株価が昨年来高値を更新したことで目先達成感につながったほか、TOPIX型優位の状況から2万7500円処でのこう着に。後場半ばには東京都の新型コロナ新規感染者数が2000人を超えたとの報道をきっかけにショートの流れとなり2万7400円を下回る場面がみられたが、引けにかけてはカバーが入り2万7440円で取引を終えた。

ソフトバンクグループ <9984> が終日マイナス圏で推移し日経平均の重荷となる一方で、三井住友フィナンシャルグループ <8316> 、三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> 、キーエンス <6861> などの上昇がTOPIXを押し上げており、NT倍率は先物中心限月で4営業日続落。終値は15.02倍と15倍はキープしているが、一時14.98倍に低下している。テクニカル面では25日移動平均線を下回っており、25日線が上値抵抗線として意識されてくるようだと、NTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)への動きに向かいやすいところではある。

なお、グローベックスの米株先物では主要3指数が上昇しており、わずかではあるがナスダック100先物が上昇率で上回っている。3連休を前にして積極的にポジションを傾けづらいとなれば、直近でのバリューシフトに対する短期的なリバランスも想定しておく必要がありそうだ。

手口面では、日経225先物でJPモルガンが1160枚、SMBC日興が590枚、UBSが400枚程度の売り越しに対して、ソジェンが550枚、クレディスイスが370枚、ゴールドマンが300枚程度の買い越しだった。TOPIX先物ではソジェンが4290枚、みずほが1720枚、ABNアムロが1600枚程度の売り越しに対して、ドイツが1760枚、BofAが1470枚、クレディスイスが1430枚程度の買い越しだった。クレディスイスはCTA(商品投資顧問)経由とみられるショートカバーが入ったようだ。

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