株価指数先物【寄り前コメント】売り一巡後は2万8000円固めを想定したロングポジションに

市況
2021年1月12日 8時29分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 28180 +40 (+0.14%)

TOPIX先物 1859.5 +1.0 (+0.05%)

シカゴ先物 28020 -120

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

11日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。先週の米連邦議会の議事堂襲撃を受けて、トランプ大統領に対して民主党が2度目の弾劾決議案を提出したことにより、政局混乱が嫌気されたようだ。また、トランプ大統領の支持者らが再び選挙結果に抗議する行進を計画しているとも伝わっている。

シカゴ先物清算値は大阪比120円安の2万8020円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比10円高の2万8150円で始まり、開始直後には2万8270円まで上昇する場面がみられた。その後、米国市場の取引半ばに2万8000円まで下落したものの、引けにかけて切り返す形となり、2万8180円で取引を終えている。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行で始まるとみられる。米国の政局混乱が警戒されそうだ。ただし、先週後半の大幅な上昇に対する過熱警戒感もあり、利益確定の流れはある程度は想定されていたことでもある。そのため、売り一巡後は押し目狙いのスタンスに向かいやすく、2万8000円辺りでの底固めが意識されそうである。

また、米国ではソーシャルネットワーク企業によるトランプ大統領のアカウント凍結決定を受けてハイテク企業が弱い値動きをみせているが、一方でSOX指数は上昇しており、半導体株は軒並み上昇している。VIX指数は11%超の上昇で24ポイントに乗せているが、30ポイントを上回ってくるまでは基本的にはリスクオン相場とみられ、押し目狙いのスタンスとなろう。

オプション権利行使価格では2月限で2万8250円、2万8500円コールでの商いが膨らんでいることからコール買いに対してプレミアム狙いの売りも当然増えている。こう着感が強まる状況では短期的なプレミアム狙いの売りは有効であろうが、海外勢の資金流入が継続しているほか、2万8000円固めとなる場面においては、ロングポジションとなるだろう。

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