株価指数先物【寄り前コメント】引き続き2万8000円固めを想定したスプレット狙いに

市況
2021年1月13日 7時56分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 28130 -60 (-0.21%)

TOPIX先物 1853.5 -2.5 (-0.13%)

シカゴ先物 28190 0

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

12日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。11月の求人件数が小幅な減少にとどまったことや米政府が新型コロナワクチンの供給を倍増させる戦略に転換したことが材料視された。トランプ大統領に対する弾劾決議案の採決を控えていることから弱含む場面がみられたが、バイデン次期政権の大規模な経済対策に対する期待感が下支えとなった。

シカゴ先物清算値は大阪比変わらずの2万8190円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比変わらずの2万8190円で始まり、開始直後には2万8220円まで上昇する場面がみられた。その後はじりじりと上げ幅を縮め米国市場の取引半ばに2万8080円まで下落したものの、引けにかけては2万8130円から2万8150円辺りでの狭いレンジ取引が続き、2万8130円で取引を終えている。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好で小じっかりで始まりそうである。ただし、トランプ大統領に対する弾劾決議案の採決を控え、模様眺めムードが強まりやすいだろう。また、国内では新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言の地域拡大により、短期的には売り仕掛け的な動きが意識されやすくなる。昨日の動きからショートを仕掛けてきたとしても早い段階でカバーに向かいそうだが、結果的には上値追いを慎重にさせよう。

そのため、引き続き2万8000円を固める流れのなか、押し目狙いに向かいやすいだろう。ポジションを傾けづらい状況になる可能性があり、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレット狙いでの対応になりそうだ。また、こう着感が強まってくるようだと、オプションでの短期的なプレミアム狙いの売りが出やすくなる。目先的には権利行使価格の2万8125円を中心とした2万8000円から2万8250円辺りでのレンジが想定されよう。

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