エヌピーシーが急反騰で4ケタ大台復帰目前、9~11月期営業黒字転換で需給妙味も
エヌ・ピー・シー<6255>が急反騰、133円高の999円まで上昇し昨年12月4日につけた昨年来高値1029円奪回にあと一歩と迫る場面があった。太陽電池製造装置メーカーで米国での顧客開拓で実績が高い。米国では1月20日に就任予定のバイデン次期米大統領が再生可能エネルギーなど環境インフラへの巨額投資を政策骨子に掲げていることから同社に追い風が強いとみられている。足もとの業績は苦戦しているが、12日取引終了後に発表した21年8月期第1四半期(20年9~11月)決算は営業損益が1億7400万円の黒字(前年同期実績は600万円の赤字)に浮上、対上期進捗率も67%に達しており、株価にはポジティブに働いた。株式需給に目を向けても、日証金では貸し株が融資を上回る状況で取り組み妙味が指摘されている。