カイオムがストップ高、中国でがん治療用抗体のライセンス契約
カイオム・バイオサイエンス<4583>がストップ高。14日の取引終了後、中国のShanghai Henlius Biotechと、同社が創製したがん治療用ヒト化抗TROP-2モノクローナル抗体LIV-2008及びLIV2008bのライセンス契約を締結したと発表しており、これが好材料視されている。
同社はHenlius社に対して中国、台湾、香港、マカオにおけるLIV-2008及びLIV-2008bの開発、製造及び販売権をサブライセンス権付きで許諾し、このほかの全世界における権利についてはオプション権を付与するという。契約の締結に伴い、契約一時金として100万ドル(約1億円)を受領するほか、開発や販売の進捗に応じたマイルストーンと製品上市後には製品の売上高に応じたロイヤルティーを受け取る。その総額は、Henliusがオプション権を行使する場合、最大約127億円になるとしている。