タマホームが一時17%超と急伸、21年5月期業績及び配当予想を上方修正
タマホーム<1419>が一時、前日に比べ17%超高と急伸。14日の取引終了後、21年5月期の連結業績予想について、売上高を1950億円から2100億円(前期比0.4%増)へ、営業利益を75億円から90億円(同8.8%減)へ、純利益を40億円から52億円(同1.8%増)へ上方修正したことが好感されている。
主力の住宅事業で着工平準化施策が引き続き順調に進捗し、引き渡しが前年同期水準で推移していることや、戦略商品である地域限定商品や期間限定商品を中心にマーケットニーズに応じた価格戦略の展開により受注が好調なこと、また保証延長工事の契約件数増加に伴いリフォーム事業が好調に推移していることが要因。また、不動産事業で、戸建分譲事業が好調を維持し、サブリース事業で着実に実績を積み上げていることも寄与する。
また、業績予想の修正に伴い、従来60円を予定していた期末一括配当を75円にするとあわせて発表したことも好材料視されている。前期実績に対しては5円の増配になる予定だ。
なお、同時に発表した第2四半期累計(6~11月)決算は、売上高986億3400万円(前年同期比0.6%減)、営業利益42億3700万円(同3.0%増)、純利益31億4700万円(同25.4%増)だった。