前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年1月19日 5時20分

■ブロンコB <3091>  2,176円 (-125円、-5.4%)

ブロンコビリー <3091> が急反落。15日の取引終了後に発表した20年12月期単独決算で、最終損益が5億8800万円の赤字(前の期15億4400万円の黒字)となり、従来予想の4億5000万円の赤字を下回って着地したことが嫌気された。第4四半期において、将来的に収益性が低下し継続的な利益確保が困難であると判断した5店舗及び契約期間満了による閉店1店舗について、減損損失2億900万円を特別損失として計上したことが響いたという。なお、6月に「ありがとうクーポン」を配布したことや7月の「夏のステーキ祭り」を開催したこと、更に価格の見直しを行ったことなどが寄与し、営業利益は1億6200万円(前の期比93.2%減)と従来予想の営業利益1億円を上回って着地した。

■東エレク <8035>  43,220円 (-680円、-1.6%)

東京エレクトロン <8035> 、レーザーテック <6920> など半導体製造装置関連株が売られた。前週末の米国株市場では、バイデン次期米大統領による経済対策発表を受け、目先材料出尽くし感から広範囲に売りが先行し、インテルやエヌビディア、アプライドマテリアルズなども総じて売られ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は5日ぶりに反落した。これを受けて東京市場でもここ全体相場を牽引してきた半導体セクターに売りがかさむ展開にある。ただ、世界的に半導体需要の逼迫が指摘されるなか、先高期待は依然として根強く、下値では押し目買いの動きも観測された。

■三菱UFJ <8306>  491.2円 (-6.7円、-1.4%)

三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> が続落となったほか、第一生命ホールディングス <8750> が3日続落と、全体地合いの軟化と歩調を合わせいずれも売り優勢の展開を強いられた。前週末の米国株市場では、追加経済対策の内容が発表されたことを受け景気敏感株中心に目先材料出尽くし感からの売りが目立つ展開となった。そのなか、上昇傾向にあった米10年債利回りも終値ベースで1.089%と1.1%台を下回る水準に下げており、ゴールドマン・サックスをはじめ大手金融株は軒並み軟調な展開を余儀なくされた。東京市場でも米国事業を展開するメガバンクや大手生保株は、運用環境の改善期待が後退し、前週末に続き利益確定売りを誘発した。

※18日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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