株価指数先物【寄り前コメント】ポジションを大きく傾けることは避け、NTロングによるスプレッド狙い

市況
2021年1月19日 8時13分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 28320 +130 (+0.46%)

TOPIX先物 1845.0 +4.0 (+0.21%)

シカゴ先物 28320 +130

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

18日の米国市場はキング牧師誕生記念日で休場。シカゴ先物清算値は大阪比130円高の2万8320円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比10円安の2万8180円で始まり、その直後につけた2万8140円を安値にじり高基調となり、午前1時30分頃には2万8340円まで上昇。その後は薄商いのなかでこう着感の強い値動きが続き2万8320円で取引を終えている。

米国市場が休場だったこともありナイトセッションの商いは5800枚程度にとどまっているが、ひとまず2万8000円を上回っての推移だったことで、2万8000円が心理的な支持線として意識されやすいだろう。前日の高値水準で取引を終えていることから、短期筋のカバーが優勢だったようである。

本日も20日の米大統領の就任式通過後の米国市場の反応を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいとみられる。米上院は19日まで休会であり、トランプ大統領の上院での弾劾審議はバイデン次期大統領の就任後となる可能性がある。民主党がトランプ大統領の弾劾審議を優先すれば、自ずとバイデン政権の経済対策の審議は後ズレするリスクがある。こうしたリスク面を意識しておきたいところでもあり、ポジションを大きく傾けることは避けておきたい。

昨日のNT倍率は先物中心限月で一時15.26倍に低下したが、テクニカル面では5日移動平均線レベルでの攻防。大統領就任式のイベント通過でアク抜けとなった場合はコア銘柄優位の展開、政策後ズレが警戒された場合はバリューシフトが後退するためNT倍率は大きく低下する流れにはなりづらいと想定される。そのため、売り仕掛け的な場面においては引き続きNTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレット狙いのポジションを取りに行きたいところである。

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