株価指数先物【昼のコメント】NT倍率は先物中心限月で最高値を更新

市況
2021年1月19日 12時16分

日経225先物は11時30分時点、前日比360円高の2万8550円(+1.27%)前後で推移している。寄り付きは2万8370円とシカゴ先物(2万8320円)を上回って始まり、現物の寄り付き直後に2万8500円を回復すると、前場半ばには2万8660円まで上げ幅を広げる場面がみられた。その後は落ち着きをみせており、2万8550円近辺での保ち合いが続いている。

日経225先物は前場半ばにかけての上昇で前日の下落部分をあっさり埋めている。また、前日の日経平均株価の重荷だった値がさ株の上昇も目立っており、ファーストリテイリング <9983> の1社で日経平均を約102円押し上げている。そのほか、東京エレクトロン <8035> 、ソフトバンクグループ <9984> 、アドバンテスト <6857> といった指数寄与度の大きい値がさ株の強さが目立っている。

これによりNT倍率は先物中心限月で一時15.43倍まで上昇しており最高値を更新した。NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレット狙いのスタンスは継続となろう。一方で、前場半ばまでの動向でカバーは一巡しているとみられ、後場は2万8550円レベルでこう着が強まりそうである。

前引けのTOPIXは0.60%の上昇であり、後場は日銀のETF買い入れはないだろうが、ダブルインバースの調整に伴う先物買いが意識されやすい。また、グローベックスの米株先物ではNYダウ先物が100ドル高程度で推移。次期米財務長官に指名されたイエレン氏による指名承認公聴会での発言も注目される。売り仕掛けは入りづらく下値の堅さは意識されるが、イエレン氏の発言内容を見極めたいところである。

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