株価指数先物【昼のコメント】想定内の調整、ハイテク株に資金が向かいやすく日経225型優位

市況
2021年1月20日 12時17分

日経225先物は11時30分時点、前日比170円安の2万8500円(-0.59%)前後で推移している。寄り付きは2万8750円とシカゴ先物(2万8715円)を上回って始まり、現物の寄り付き直前には2万8820円まで上げ幅を広げる場面がみられた。しかし、その後は急速に値を下げる展開となり、一時2万8450円まで下げる場面がみられた。その後は2万8450円から2万8530円辺りでのもみ合い続き、2万8500円辺りで下げ渋る動きである。

米大統領の就任式を控えていったん利益を確定させる動きに加え、ヘッジ対応の売りなども出ているとみられる。しかし、売り一巡後は2万8500円辺りでの底堅さがみられており、売り仕掛け的な売買は限られよう。リスクオフではなく想定内の調整であり、米大統領の就任式通過後を意識して押し目狙いのスタンスで対応したい。

NT倍率は先物中心限月で一時15.51倍まで上昇し連日で最高値を更新。その後は上げ幅を縮めており、前日比変わらずで推移している。調整場面においては、NTロング(日経225先物買い・TOPIX先物売り)によるスプレット狙いのスタンスは継続となる。グローベックスの米株先物は小幅ではあるが、NYダウ、S&P500、ナスダック100はいずれも上昇。その中でナスダック100の強さが目立っており、ハイテク株に資金が向かいやすく日経225型優位となろう。

なお、前引けのTOPIXは0.51%の下落であり、後場は日銀のETF買い入れが見込まれる。ただし、仕掛け的な売りは限られており、利益確定やヘッジ対応の売りが中心となれば、ETF買い入れによる下支え効果は限られそうだ。

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